スタッフ・キャスト紹介

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原 作岡本綺堂
脚本・演出加納幸和
作 曲鶴澤燕太郎
演 奏竹本道太夫
鶴澤燕太郎
舞台美術川口夏江
照 明橋本和幸
音 響清水吉郎
舞台監督安田美知子
演出助手大野裕明
キャスト 結城孫三郎 
結城千恵 
荒川せつ子
結城育子
結城数馬
岡泉名
柴田恵
真野東洋
田中友紀
客 演小林大介
特別出演田中純

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脚本・演出  加納幸和

花組芝居座長。
1960年兵庫県生まれ。俳優・演出家・脚本家。1987年「ザ・隅田川」にて花組芝居を旗揚げ。2012年に25周年を迎えた劇団の全ての公演を演出し、自らも女形として出演している。小劇場だけではなく大劇場での出演・演出も多数こなす。男性役も好評で、いまや女形の枠を超えたマルチな俳優として活躍を続けている。テレビドラマや映画の出演など、映像作品でも活躍中。
結城座とは2010年「宦官提督の末裔/原作 郭宝崑・演出 フレデリック・フィスバック」に客演。同作品による海外のツアーにも参加。

吉祥寺の残夢 (1981年)

黒紋付きを着た白髪の老人が、鏡の中から美しい女性の人形(春日野八千代)を操りながら登場した時の衝撃はなかった。他は、同じ衣裳を付けた人間と人形、縮尺の違う人物が、特異な声音で台詞を言い一体となって動く。和と洋、老いと若さ、男と女、何が本物で何が偽物なのか?ギューギュー詰めの客席で、体育座りのまま殆ど口あんぐりで観劇していた。唐戯曲の名作「少女仮面」と共に、歌舞伎と肩を並べた結城座との出会いだった。

加納幸和

十二代目 結城孫三郎

十二代目 結城孫三郎

1943年生まれ。十代目孫三郎(雪斎)の次男。4歳で初舞台。11歳から武智歌舞伎座に入門。さらに観世栄夫に能、茂山千之丞に狂言を学ぶ。29歳で江戸写し絵師の名元「両川船遊」を襲名し、昭和に「江戸写し絵」を復活させ、人形遣いと共に江戸写し絵師としても活躍の幅を広げる。1993年十二代目結城孫三郎襲名。2004年より、後進の育成のため一般に向けた糸あやつり人形遣い入門塾を開始し、日本の糸あやつり人形の新たな発展を模索する。古典的な糸あやつり人形の世界にとどまらず、海外公演、書き下ろし作品にも積極的に取り組み、新たな芝居作りを展開している。

小林大介

客演  小林大介

神奈川県出身。06年、花組芝居に入座。07年『かぶき座の怪人』で、主役の恋松役に抜擢以来、劇団公演で主要な役どころを担う。お殿様からジャンキー、美しい腰元まで、その役どころは幅広い。近年は外部出演も多く、『おしるし』(作・演出:田村孝裕)、『灰色のカナリア』(作・演出:G2)、『傀儡女~時の男最終章』(作・演出:わかぎゑふ)、『宝塚BOYS』(作:中島敦彦、演出:鈴木裕美)などに出演。08年より、土曜ワイド劇場「100の資格を持つ女」にもレギュラー出演中。

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特別出演  田中純

十代目結城孫三郎の長男 (1934年(昭和9年)生まれ)。
1972年、十一代目結城孫三郎を襲名。1990年12月浅草常磐座の「マクベス/演出 佐藤信」を最後に十一代目結城孫三郎の名跡を返上し退座。その後、本名 田中純で「操り座おどらでく」を結成。2003年に結城座を退座した結城一糸と共に2005年には「江戸糸あやつり人形座」を設立。その後フリーとなり、2014年「結城座」で380周年記念公演 第一弾「半七捕物帳異聞」で三之助、岩藤役で出演。実に25年ぶりの結城座公演の舞台となる。

写真/倉持壮・宮崎光章

6月9日 アフタートーク スペシャルゲスト

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 東雅夫 (ひがし まさお)

1958年、神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。元「幻想文学」編集長で、現在は怪談専門誌「幽」編集長。『遠野物語と怪談の時代』で日本推理作家協会賞を受賞。著書に『百物語の怪談史』『文学の極意は怪談である』、編纂書に筑摩書房版『文豪怪談傑作選』ほか多数、監修書に岩崎書店版『怪談えほん』ほかがある。

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